‘23年10月17日(火)・14日目
約25Km、37,148歩
朝、ミニバイクでJR土佐一宮駅へ向かいました。たびたび停車して、携帯でグーグルマップを見て進むのですが、時間がかかり歩き出したのは9時15分でした。
絶海池の石の上で多数のカメが甲羅干ししていました。
階段を上り牧野植物園内の遍路道を歩くと、NHKの朝ドラのおかげか多くの見学者でにぎわっていました。歩き遍路は入場料を払わず通り、歩道沿いに植えられた一部の植物が見学できました。
10時半に第31番「竹林寺」山門に到着。
牧野植物園から坂を下った所に、五台山小学校があります。歩き遍路を励ます、英語の文が掲示されていました。
下田川沿いを上流に向かって歩き、石土池に突き当たると十市小学校があります。その先に禅師峰寺に続く遍路道があるはずですが、何度探しても入り口がわかりませんでした。
あきらめて遠回りして、石土池の横を歩きました。
12時44分、第32番「禅師峰寺」に到着。
お参りを終えると13時を過ぎていました。浦戸湾の対岸にわたる渡船場まで6kmあります。14:10発の次は1時間後のためどうしても乗りたいのですが、時速6kmで歩いてやっと間に合います。
「10kmを時速6km」つまり100分で歩いた経験があり、信号も少ないので何とかなると思い速足で歩きました。途中、交差点の信号待ちで、同年代の外国人遍路から道を聞かれました。目的地は同じですが、一緒に歩いたら渡船の時間に間に合わないため、申し訳ないがお先に失礼しました。
最後の数百mほどはゆっくり走って、何とか出船の2分ほど前に着きました。
渡船では、20代前半と思われる若い二人連れの遍路と一緒でした。その後も何度かすれ違いましたが、風貌や言葉から台湾の方々だと思われます。
乗船時間はわずか5分で、すぐに対岸に到着。降りてからしばらく歩くと、有名な日本酒「酔鯨」の工場がありました。個人的には、これまた有名な地酒の「土佐鶴」が好きで、四国遍路中は愛飲しました。
14時半過ぎ、船着き場から1kmほどしかない第33番「雪渓寺」に到着。
参拝後、新川川沿いの立派な県道を西に進みます。渡船に乗るため急いで歩き、疲れていたのか写真が残っていません。
16時過ぎ、本日のゴールである第34番「種間寺」に到着。納経を終え、本日の宿である高知市内の駐車場へ移動しました。
(本日の一言)
この日は有名な日本酒である「酔鯨」の工場の前を歩きました。ご存じの方も多いと思いますが、水がきれいな高知県には名酒が数多あります。
以前、兵庫県北部にある豊岡市の料理屋で夕食をいただいた際、デフォルトの日本酒が「土佐鶴」でした。隣町の香美町(旧香住町)に、「香住鶴」という名酒があるにもかかわらず・・・。
神戸の灘にも有名な酒蔵が多いのですが、灘に限らず全国各地で、農閑期である冬に「但馬杜氏」が活躍していたそうです。但馬の酒が美味いのは当然なので、「なぜ四国の酒なのか?」と大変驚きました。
しかし「土佐鶴」をいただいて、その意味が分かりました。その店の料理には甘い酒より、私の大好きな端麗辛口の方がよく合うのです。この秋には「酔鯨」を含め様々な銘柄を楽しむつもりで、今から心待ちにしています。
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