’23年10月25日(水)・21日目
約33Km、49,243歩
大岐の浜→平田駅
早朝に海の駅あしずりから平田駅(土佐くろしお鉄道)に行き、6時半過ぎの列車で中村駅まで移動した。
朝食後、8時20分発のバスで大岐の浜Pまで戻り、9時過ぎに歩き始める。
便利な場所にある「民宿久百々(くもも)」の前を通過。
「下ノ加江海岸」の看板があるが、見晴らしは良くない。
次の札所までは複数のルートがあるが、あまり人気がない県道21号線を選んだ。
川沿いを進むのでアップダウンが少ないと思ったのだが、実際にはそうでもなかった。
最初は立派な2車線の舗装路だったが、
途中から急に道幅が狭くなった。陽当たりがわるいところはコケが生えており、バイクでは走りたくない道だ。
ほとんど車は走っていなかったが、郵便局の車とすれ違った。家も数件しかないが、郵政民営化後も全国一律の料金でサービスを提供するのは大変だろうと思った。
民家が数件あった集落付近。
昼過ぎに三原村に入った。
それにしても四国の川の水はきれいだ。
下ノ加江川も例外ではなく、日光が当たると翡翠のように美しい色になる。
15時頃に村の中心部を通る。「みはらのじまんや」でソフトクリームを買い、しばしベンチで休憩。
それにしても三原村は広い。
昼過ぎにこの村に入ってから出るまで、4時間近くかかった。
平田町に入り、中筋川ダムの蛍湖(ダム湖)にかかる黒川大橋を渡る。
平田駅に着いたのは16時半頃で、次の札所は明日お参りすることにした。
(本日の一言)
我が家は10年ほど前まで民宿を営んでおり、本来であれば客人を招き入れることなど容易だ。ところが、ほとんどの部屋は物で溢れかえっており、お盆に帰省する娘一家が寝る場所を開拓中で、9月下旬から歩くためのトレーニングができていない。
私を含め人間は煩悩だらけで、欲望を抑えることができず、次から次へと物やサービスを買う。企業はお金儲けのために、半ば客を騙しながらでも売りつける。片付けている物の中からは、故人がテレビ通販で買った電化製品、ワックス・洗車用品など、開梱さえしていない物まで出てくる。
初めのうちはジモティーなどを通じ、主に無料で引き渡していたが、それにも多くの時間やエネルギーが必要だ。私には基礎疾患もあり、残り多くはないであろう貴重な老後を無駄にしたくないため、心を鬼にして廃棄処分している。
GDPの多くを占める個人消費が減ると景気が悪くなるため、人間の限りない欲望を煽るのは企業として当然だ。お隣の三か国を見れば共産主義よりましだと思うが、それでも資本主義が限界に来ているのは間違いない。
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