車中泊の歩き旅

60代自由業。お金はなくても、時間と体力がある今こそ青春。

四国遍路8日目(JR上河内駅→海の駅東洋町)

’23年10月8日(日)・8日目 約32Km、44,115歩

JR上河内駅→海の駅東洋町

 

この日は一日中雨でした。夜明け前にバイクを海の駅東洋町まで運び、JR上河内駅まで引き返しました。初めてポンチョを着用して室戸岬に向かって歩き、国道55号線をひたすら南下しました。

遍路道(近道)で小松大師に着きましたが、境内に複数の猿がいるのが見えたので寄らずにそのまま進みました。ところが国道を反対方向に歩いてしまい、またもや30分程度のロスです。

この遍路小屋では休憩していませんが、次の最御崎寺まで60kmになりました。

国道の最高地点からひたすら下り、牟岐町に入って(撮影技術の問題で実際にはこれほど暗くない)海沿いを進みます。

9時過ぎに海陽町に入ると、すぐ「鯖大師」があります。鯖を3年絶ってからご祈願すると願いが叶うそうですが、最後の晩餐には鯖と思っている私には無理です。

お参りはしませんでしたが休憩し、さばせ大福を2個買って歩きながら食べました。

普段、甘いものは買いませんが、体が欲しているのか、遍路中は飲物を含めて毎日必ず摂りました。

本当はこんなに暗くない浅川湾を左に臨み、さらに南下します。

 

阿波海南駅近くにある休憩所(香峰)で一休みします。

海部駅を過ぎると、左手に那佐港の入り江が見えます。雨が強く写真は撮れませんでしたが、道の駅宍喰温泉や宍喰漁港の前を通り、東洋町に入りました。

前には、黒いポンチョを着たフランス人(服装の一部に仏国旗があしらわれていたことからの推測)が歩いていました。

13時頃、本日のゴール「海の駅東洋町」に着き、数量限定の「さしみ定食」を注文。大きく新鮮な切り身で、たいへん美味しかったです。

海の駅東洋町から阿佐海岸鉄道を走るバスに乗れば、もっと早くJR上河内に帰ることができていました。鉄道を走るバスとはDMVデュアル・モード・ビークル)のことで、まさかこのバスがレールの上も走ることができるとは思ってもいませんでした。

3枚目の写真に写る「[世界初]が走る町。」という海陽町の看板は、これだったのです。調査不足が原因でJR牟岐駅行きの(普通の)バスに乗り、1本遅い列車でスタート地点まで帰ることになってしまいました。

 

(今日の一言)

この日は札所がなく、雨のため写真も少ないです。そこで前回お話しした「般若心経」についてもう一言だけ。

私は主に中小企業の経営支援をしています。お金の支援はできませんので、口だけですが・・・。経営不振に陥った企業の経営者は、「般若心経」で説かれている「空」をご存じありません。まるでどこかの国の総理大臣のように、「まだまだやれる」と根拠の無い自信を持たれています。

わが国で最も古い企業は、「金剛組」という宮大工の会社だと言われています。しかし20年近く前に破綻し、大手建設会社の傘下に入りました。百年以上続く企業は、わずか1%あまりしかありません。

お釈迦様の教えによれば、形が有るものも無いものも、すべて因と縁で成り立っています。我々の体や心だけではなく、太陽や地球もそうです。太陽や地球に寿命があるのに、人類や会社だけが永遠に生き残れる道理がありません。

企業も我々人間も、少しでも長く社会に貢献できるよう、また少しでも長く地球が続くように努める必要があると思います。そのためにも、持続的な経済成長や人口増加を前提にしたシステムの見直しが必須ではないでしょうか?「自分の地位と権力」を維持するため、「カネと経済」に固執する世界各国の首脳より、私はグレタさんの言動の方に心を打たれるのです。

 

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